【酔い粋いⅢ】完成記念 開発秘話①
2021年01月25日
【酔い粋いⅢ】完成を記念いたしまして、開発秘話をお伝えできればと思います。
そもそも【酔い粋いⅢ】とは
・お酒の自動販売機である
・文字通り3代目である
・難しいとされる冷酒に対応したモデルである
初回となる今回は、酔い粋いⅢ開発に至るまでの歴史をご紹介致します。
初代「呑助」
酔い粋いⅢの前身である「呑助1号」の誕生は50年前に遡ります。
1964年、東京茅場町のニューカヤバに設置したのが始まりです。
その他にも、東京駅八重洲口の立ち飲み屋にも設置しました。
自動でお酒が注がれることで人気を博し、多くの愛飲家の方々に利用して頂いてきました。
その後時は流れ、「呑助1号」にも故障が出始めました。
もちろん修理をしようと思ったのですが、採用していた部品が生産中止になっており
止む無く故障個所の違う機械の部品を再利用するという形で修理をしていきました。
その結果、「呑助1号」は1台を残すのみとなってしまいました。
呑助2号
「呑助1号」の経験を活かし、2号の開発に取り掛かりました。
「呑助1号」は筐体が鉄製だったため酒類や水分が筐体に付着すると錆が発生して筐体が劣化するという課題がありました。
そのため、2号ではステンレスを採用し、錆びによる筐体の劣化を防ぐことに成功しました。
それから、呑助1号では熱燗機能がありましたが、コストダウンのため熱燗機能を削除しました。
それにより、より導入しやすいコストにすることに成功しました。
さらに時は流れて2019年。
来たる2020年は東京オリンピックのため多くの外国人のお客様が多数来場することが想定されました。
さらに夏の開催であるため、冷酒機能を追加することを決め、ここから【酔い粋いⅢ】の開発が始まります。